今月2日、ローマ法王ヨハネ・パウロ二世が亡くなられました。在任中の四半世紀余り、カトリック教会の最高指導者として世界各地に足を運び、「空飛ぶ聖者」として宗教や民族の反目を超えた人類の共存を祈り続けておられました。
来日された時のエピソードも感動的です。
ご自身の魂のこもった言葉での説教をされるため、2ヶ月も前から日本語を学ばれたとのこと。
本当に頭が下がります。
実は、当工房にもローマ法王を偲ぶ貴重な1枚があります。
1996年3月、公私ともにお世話になっている坪内成恭氏とのご縁で、弊社社長 小椋榮一の作品を手渡していただいている時のものです。(工房やまとの包装紙なのがお分かりいただけるとうれしいのですが…)
このとき贈られた「神代欅盆」は、バチカンにある法王の美術館に展示されていると聞いています。
今、8日の葬儀にむけ全世界から多くのカトリック信者がバチカンにつめかけています。その想いの深さに、ご冥福を心から祈るとともに、法王が祈り説き続けていた「平和な世界」が実現することを心から期待したいです。