社長が、やはり一目ぼれして連れてきた「うろ」のある大木。
「もしかしたら、熊の出入り口だったかもしれんがなぁ、このうろがいい感じだろ~?」
と、少年のように少し紅潮した顔で話してくれました。
「人間もキズができると治そうとするら?
木も同じでな、キズを治そう治そうとしながら、こぉうやって巻き込んでいったんだよな。」
・・・社長、これは何にするんですか?
「これか? このうろの中に木の神様をまつろうと思ってなぁ。
今まで、木で食わせてもらってきたからなぁ。
感謝を込めて、祭らせてもらおうと思ってな。」
もうしばらくしたら、工房やまとの敷地のどこかで
静かに見守ってくれることと思います。