行って参りました!
竹中大工道具館 小椋榮一展。
今回、社長のろくろ実演・体験という企画もあり、
家族で出かけてきたのですが、
駐車場に降り立ったときから、感動の嵐!でした。
エントランスの美しさ。
充分に手入れされた庭、
朝からの雨があがり、新緑の美しさが一層際立ち、皆一様に感嘆してました。
そして木製の大きな自動扉の向こうには、懐かしい榮一の顔。
広い会場一杯にひろがる榮一の、におい。
その生い立ちや歴史、作品や道具、よく着ていた法被に手ぬぐいまで、とても美しく飾られています。
また、自筆のノートや手紙の展示までしていただいて
娘たちは、今まで知らなかった「まめなおじいちゃん」にびっくりしていたようです。
また、竹中大工道具館の常設展も素晴らしく、
一日いても見飽きることのない内容でした。
個人的には、
「千代鶴是秀」さんの大工道具が凄いと思いました。
その凛とした美しさには釘づけでした。
大工さんの使う道具、
絶対に表には出ることのない道具、
作り手が使い手を想い、精魂込めて製作された道具が、
意志を持って存在している、
生半可な気持ちでは対峙できないような緊張感がありました。
そして、その同じ館の中に、
信州の山奥の、それこそ表にはなかなか出ることのない「一木地屋」の想いが展示されている…。
ご縁をいただけたことに感謝です。
そういえば、
榮一が亡くなったのも、こんな美しい新緑の中でした。
生きていたら、
もしこの場にいたら、
どんな顔をするのかなぁ。
あの照れ笑いの顔かなぁ。
嬉しそうに、きっときっと笑ってる。
そんなことを思ったら、
景色が滲んで見えました。